Ch-Xの自宅。Ch-Xは、学校(都内にある私立の中学校)から帰ると、着替えてすぐ、二階の自室へと上がった。閉じこもっているという趣(おもむき)があった。窓は閉め切ってあり、カーテンもきっちり閉まっている。ドアの鍵もしっかり掛けてある。
ちなみにCh-Xはひとりっ子である。
部屋の中でも、トレードマークである、つばの付いた青い帽子は、しっかりかぶっている。
これで誰も自分の部屋に入って来れない。自分だけが、部屋を占有でき、誰にも自分の邪魔をされることも、自分のやっていることを見られることもない。こここそ、Ch-Xの支配する領域。Ch-Xの〈世界〉であった。(親はいるが。)
Ch-Xは、その自分の部屋でなにをやっているのかというと。Ch-Xは、ビデオを観ていた。テレビの横にビデオデッキがある。VTR(ビデオテープ)は、VHSだ。ビデオの画面(テレビ画面)に映し出されているのは、女性の下半身のローアングルショットだ。女性というより女子といった方がしっくり来るような背格好だ。ビデオの画面(テレビ画面)に映っているその女性(女子)は、テニスウェアを着ているようだ。(ローアングルのアップショットのため、よくわからない。)スコートに縁取られた純白のパンティーが大アップになっている。画面に映っているのは、A美だ。
A美の、色白の太ももがまぶしい。Ch-Xは、そんなA美のパンティーむき出しの下半身を、食い入るように見つめている。Ch-Xは、勃起していた。U島W奈先生(一部の生徒には、D奈先生とも呼ばれている。Dは、“デカ”や“デカい”を意味するD。)で、勃起を覚えて以来、ビデオを観ては勃起しまくりのCh-Xであった。ビデオとは、もちろん、先日、自分で撮影したビデオである。とはいえ、まだオナニーは覚えていないCh-Xであった。
そのビデオテープは、全部で二本ある。いわずとしれた、A美とU島先生を撮影したテープである。Ch-Xは、それらのビデオテープ(ビデオ)を観ながら、興奮していた。
(なんだ、この感覚は。)
Ch-Xは、自分のからだに異変を感じていた。異変を感じたのは、いまがはじめてではなかった。先日の、テニス部の別棟での件以来のことである。あの日、Ch-Xは、U島W奈先生とS山S男のセックス!シーンを見ながら、勃起した。Ch-Xにとってうまれてはじめての経験だった。そして、その直後、じわじわと(おもとして下半身方面から)立ち上ってくる感覚があった。ムズムズするような、そんな感覚であった。
(なんなんだ、この感覚は...。)
Ch-Xには、その感覚がなにに由来するものなのかわからなかった。その時、玄関のチャイムが鳴った。
チャイムの音も気にならない様子で、ビデオ鑑賞に没頭しているCh-X。画面上では、U島先生とS山の体があやしく蠢いている。
(まただ。)
Ch-Xは、またしても“あの感覚”に襲われた。勃起するたびにやってくるこの感覚。この感覚は一体なんなのか...。
家の玄関のドアが開く音がする。(Ch-Xは気にならなかったが。)家人がドアを開け、訪問客を招じ入れたのだ。どうやら、怪しい人物や宗教の勧誘ではないようだ。それでも、ビデオに夢中のCh-Xの気にはならない。やがて、ややあって、Ch-Xの部屋のドアをノックする音があった。さすがに気付くCh-X。あわてて、テレビの電源を切り、ビデオデッキからテープを取り出すと、押し入れにテープを隠す。
鍵をはずし、ドアを開けるCh-X。
そこには、A美の姿があった。
「A美ちゃん...。」
驚くCh-X。突然のA美の歴訪に驚き、立ち尽くすCh-X。股間のものも立ち尽くしている。(気が動転していて、急いで出てしまったため勃起したままだった。)勃起したままなことに気付き、恥ずかしがるCh-X。しかし、A美は、そんなCh-Xの股間の状態には気付かぬ様子で、Ch-X
に話しかけてくる。
「Ch-Xくん...。」
A美が話しかけてくる。
「どうしたの、A美ちゃん。こんな急に...。」
気が動転していて、なにを言っているのかわからないCh-X。
「うううん。別に。急に顔が見たくなったから来てみたの。」
慌てているCh-Xを意に介さず、退けると、主の許可を待たずに、部屋に入ってくるA美。部屋の主であるCh-Xの存在を無視して、部屋の内部(なか)を行ったり来たり、うろうろするA美。なにかをさがしているようだ。
「A美ちゃん、あの...。」
いっそう、落ち着きがなくなるCh-X。
「ここがあやしいわね。」
つかつかと押し入れに歩み寄る。
「そ、そこは...。」
焦るCh-X。
「開けるわよ。(ガラッ)」
躊躇なく押し入れの戸を開けるA美。ぼう然としているCh-X。
「あったわ。」
そこには、ふたつのビデオテープ(VHS)の存在があった。Ch-Xが、考えているひまもなかったため、押し入れの扉を開けると、すぐ目に入る位置にそれはあった。
「これよ、これ。これが見たかったの。」
どうやら、A美の目的は、最初から、この二本のビデオテープだったようだ。
「この間、一緒にボールを探してくれた時に、“あそこ”でビデオを撮影していたでしょ。Ch-Xくん。それが見たかったのよ。」
万事休したかに思えたCh-Xだったが。
「一緒に見ましょう。」
しかし、A美の言ったことは、Ch-Xにとって意外なことだった。
Ch-Xは、てっきり怒られるものと思っていたが、A美の言葉は、Ch-Xの意表を突くことだった。あのビデオを一緒に鑑賞しようというのだ。
「えっ。」
咄嗟に聞き返すCh-X。ほっとすると同時に、喜びの感情が沸き起こってくる。
二人は、ビデオを観はじめた。A美も興味津々で画面に見入っている。画面上のU島先生と隣にいる生(なま)のA美。またしても勃起してしまうCh-Xだった。それにしても、幼馴染みとはいえ、A美の息遣いがわかるほど、間近にA美と接近することは、これまでもあまりないCh-Xだった。思わずドキドキしてしまうCh-Xだった。
ビデオを観終わると、A美が言った。
「(ビデオテープが)もうひとつあるわね。」
A美は、当然のことを口にした。
「そ、それは...。」
言い淀むCh-X。Ch-Xが言い淀むのも当然のことだった。もう一方のビデオテープには、A美のアレな映像がおさめられているのだから。
「...。」
観念するCh-X。A美は、そんなCh-Xを置いて、観終わったビデオテープを取り出すと、もう一本のテープを挿入する。ビデオのコントローラーを使って再生する。そこに映し出されたのは...。
「なにこれ。わたしじゃない。」
そこに映し出されたのは、これも当然のことながら、A美のローアングルのバックショットだ。Ch-Xは、A美が激怒するのを、覚悟した。
しかし、A美の反応は、そんなCh-Xの予想とはウラハラなものだった。
「わたしのこんなところを撮って。」
「―――。」
沈黙しているCh-X。
「わたしのことが好きなの?」
「えっ...。」
意外なことを言うA美。
「それならそうと、最初から言えばいいのに。」
A美とCh-Xは幼馴染みだ。かなり長い“最初から”である。
「だったらいいわ。させてあげるわ。君に。」
「させてあげるってなにを?」
本当に、A美がなにを言っているのかわからない様子の、初心(うぶ)なCh-Xだった。
「あのビデオみたいなことよ。」
“あのビデオみたいなこと”の、“あのビデオ”とは、もちろん、U島先生たちのビデオのことである。流石に、言葉の意味を理解するCh-X。
「ええっ...。」
ドギマギするCh-X。
「もう。面倒くさいわね。」
ドギマギするCh-Xをよそに立ち上がるA美。
紺のブレザー(A美は学生服姿だった。)を脱ぎ、同色のベストも脱ぐ。上半身は、長袖の白いブラウスだけとなった。
「A美ちゃん?!」
さらにドキドキしはじめるCh-X。
しかし、A美は、さらに大胆な行動に出る。紺のスカートのホックをはずし、ファスナーを引き下ろす。スカートが、重力にさからわず、床上に落ちる。純白のパンティーがあらわれた。
色柄のない、サイドラインのワイドな、言ってしまえば保守的なパンティーだ。しかし、それがA美らしいともいえた。
A美は、上半身はブラウス、下半身は、パンティーむき出しという恰好となった。ちなみに、靴下は、白のハイソックスだ。
「エ、A美ちゃん!!」
いよいよ興奮するCh-X。それと同時に、またもや、下半身から、あのムズムズ感が沸き起こってくる。
(ま、まただ...。)
Ch-Xは、下半身方面からの感覚を意識し、そこに思いを巡らせるのだった。しかし、いま、しれどころじゃない。
「A美ちゃん...。」
Ch-Xも立ち上がった。と、同時にCh-Xの股間のものも立ち上がった。あの日の、U島W奈先生のバストトップを見た時とおなじように、内側からズボンのデニム地を突き上げ、隆起するペニス。青い、ズボンのデニム地が、勃起ペニスのかたちをかたちづくる。
A美が、くるりとターンした。180°回転し、うしろすがたがあらわになる。パンティーバックがCh-Xの目に飛び込んでくる。あの時と同じ、ビデオの画面ごしでない、生のA美のパンティーバックだ。
「いいわ。したいことして。」
大胆なA美。純白のバックが、Ch-Xの眼前にせまる。Ch-Xは、下半身のムズムズ感とともに、A美に抱きついた。両腕をA美の胸の下にまわしている。A美の右肩ごしにキスを求める。A美もそれに応じた。背後から抱きつきながらのキス。非常にいやらしいシーンだ。
Ch-Xは、みずからの両腕を下におろした。A美の下半身まで引き下ろす。Ch-Xの意思でそうしたというより、ほとんど本能的にそうしていた。Ch-Xの左手は、いま、A美の両の太ももを、ソフトにおさえている。そして、その右手は...。Ch-Xの右手は、A美の腰に当てられていた。そして、“ほとんど”本能的に、その手が、A美のパンティーの内部(なか)に、(脚の付け根の部分から)入っていく。Ch-Xの手が、A美の股間にある“もの”を探り当てた。心臓のドキドキが最高潮に達する。Ch-Xは、そこにある肉の割れ目に、“本能的に”、みずからの指を突っ込んだ。

フェードイン

もし、いまここにテレビカメラがあるとしたら、それは、A美の内部から捉えるショットである。ピンク色の肉腔内。カメラの視界の中央に、二本の指がのぞいている。指は、しばらく静止していたが、やがて動き出す。カメラに向かってじわじわと迫ってくる。やがて、それは、ふたつに別れ、カメラをつまんだ。カメラは、A美のアレだった。腔内が、愛液の洪水で溢れ出す。

フェードアウト

A美は、突然、動き出した。Ch-Xの手を逃れ、向き直る。思わず追いすがるCh-X。そんなCh-Xを制止すると、服を脱ぎはじめる。A美がブラウスを脱ぐと、ブラジャーがあらわれた。肩ひもも、腋の下から通して背中で留める部分も、ワイドな、パンティー同様、非常に保守的なタイプだ。A美は、そのブラジャーもとった。非処女のU島先生の爆乳とは正反対の、処女の貧乳があらわとなる。
U島先生のバストトップは、黒ずんだざくろのような色をしていたが、A美のそれは、淡い桜色をしていた。パンティーをも脱ぐA美。靴下以外、生まれたままの姿となった。横たわるA美。
「好きにしていいわ。」
Ch-Xの理性は、崩壊した。服を脱ぎはじめる。上着を脱ぎ、ズボンを脱ぎ、ブリーフも脱ぎ去った。靴下と、トレードマークの青い帽子以外、全部、脱いだ。Ch-Xもまた、A美とおなじ恰好となった(その帽子以外は)。
Ch-Xの股間のムズムズ感は、すでに最高潮に達している。Ch-Xは、A美の上に覆いかぶさった。Ch-Xは、以前からやりたいと思っていたことをやった。つまり、A美のバストトップをなめるということである。U島先生が、乳首をなめられるのを見て以来、Ch-Xがやりたいと思っていたことである。それがいま達成されたのだった。A美の、淡い桜色をした乳首が、ピンと起った。
Ch-Xは、爆発しそうな股間のムズムズ感とともに、A美の股間に突撃した。

ズブッ!
Ch-Xは、A美を突き刺した。おのれのもので。一気に根元まで深々と刺さった。Ch-Xは、本能的に腰を動かした。激しく前後動するCh-Xの腰。それにともない、Ch-Xの“もの”もまた、激しく出し入れする。
「あーっ❤」
A美は、感じているようだ。しかしそれはCh-Xも同じだった。A美の穴壁(けっぺき)のために、Ch-Xの“もの”がこすれて感じる。Ch-Xの謎のムズムズ感は、MAXに達した。そして...。
「うっ!」
何かが出た。
Ch-Xの、勃起し切ったペニスから。
それは、Ch-Xのスペルマだった。
Ch-Xにとって、それは、はじめての射精だった。つまり、Ch-Xは、オナニーを経験することなく、いきなり異性とのセックスに臨んだのだった。そしてそれは完遂したのだった。そして、また、それこそが、あの、謎の、「ムズムズ感」の正体であった。こうして、Ch-Xの、謎のムズムズ感は、解消された。
「あーっ❤❤」
A美もイッたようだった。二人は、同時に果てた。しばらくして(若いので回復が早い。)、第二ラウンドが始まった。Ch-Xは、トレードマークの帽子を脱ぎ去った。